君が嫌いで…好きでした
春風

月曜日、今日からまた新しい1週間が始まる
雪が溶け少しずつ春が近づいてる今日この頃…


湊「かな!はよ!」


奏叶「湊、おはよ」


湊「あれ?東は一緒じゃねぇんだ?」


奏叶「それがさ熱出たから休むってメール来た」


湊「は?熱って大丈夫なのかよ
あいつ一人暮らしだし何かと我慢してそうじゃん」


奏叶「…お前さ千菜に対しては他の女子と扱い違うよな。もしかして…」


湊「は!?んなわけねぇって!
お前の女になんて興味ねぇよ馬鹿」


奏叶「そっか。でもしんどいだろうなー
千菜大丈夫かな…」




――…ピピピピ



千菜「…38度…7分……」



やばい……結構な高熱……
原因はあの日雨にうたれたせいだよね…
案の定風邪をひくなんて…

医者に行くにも…送ってくれる人もいないし自力で行くなんて無理…
お金もそんなに使えないしなんとか自力で治すしかないか…


それにしても辛い……
風邪の時に1人って寂しいな…


今さら寂しいと思うなんて…
最近奏叶や湊といたせいかな…


……前は楓がよく看病してくれたな…
なんだか…眠くなってきた……



―――…ブーブー…ブーブー…


……ん…あれ…私いつのまにか寝てたんだ
今何時だろぅ…


17時16分……
大分寝てたみたい…

まだ…辛い……



ブーブー…ブーブー…



さっきから携帯なってるけどなんだろ
電話…?







千菜「…はい」



奏叶「あ、千菜?
良かった出てくれて。奏叶だけど分かる?」



千菜「…うん…なに?」



やばい……
きっと熱があるせいだろうな

電話で…こんな風に声が聞けるだけで…嬉しいと感じるなんて
私…重症だな……



奏叶「具合どう?
千菜の事だからちゃんとご飯食べてないと思って心配だったからお見舞いに来ちゃった」



正解…
ずっと寝てたから今日はまだ何も食べてない



千菜「……え?来ちゃったって…今どこに…」



奏叶「千菜の家の前♪」



え…?家の前って…家の前…?

あ、鍵……


私はベットから起き上がり玄関に向かい鍵を開けた



ガチャ


玄関を開けるとそこには確かに奏叶が居た



奏叶「あ、千菜良かった
ごめんね、しんどいのに起こさせて
顔…大分赤いね」



奏叶…………
あ…駄目…これ以上立ってられない…



フラッ…



奏叶「おっと…千菜大丈夫?」



千菜「…奏叶…ごめん……」



奏叶「ありがとうでしょ
今ベットに運んであげるから」



そう言うとひょいと私を持ち上げて
ベットまで運んでくれた
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