きっと、明日も君がすき。
うわぁ……しまった。
階段の上で立ち止まったまま、眺める。
コロコロとペットボトルは、
ちょうど階段の下でたまっていた男子の集団の中に入って行ってしまって。
向かい合うようにたまっていた集団の視線は急に乱入してきたペットボトルを無言で見つめたあと、一斉にこっちへ向かってきた。
シューズの色からすぐに同学年だということはすぐにわかったけれど、顔も見たことのない男子たち。
なんといっても、ただ怖い。
さぁーっと背中に冷たい物が走って行く。ペットボトル早く拾わなきゃ、でも怖い。いっそこのまま逃げてしまおうか。
ペットボトルはまだ未開封だから…。
飲むなり捨てるなりしてくださいってことで……!隣から、志桜里、と麗ちゃんが腕を引っ張ったけど、怖くて動けなくてどうしようかと固まっていた時。
「……あぶねぇ」