黒と白
「今日早めに帰ってえぇ?」
涼くんに言うと彼は少し寂しげにわたしを見つめる。
ラブホの清算をカードで済ませて
帰り際涼くんは「生活苦しいんか?」と聞いてきた。ふるふると首を横に降ると、小さな小包をわたしに差し出した。
「なんなん?」
「えぇから開けてみ」
小さな箱に赤いリボンがついていて、リボンをほどくと可愛らしいデザインのピンクゴールドのピンキーリングが入っていた。
「可愛い!もらってえぇの?」
「杏樹に似合いそうやなって
幸せは右の小指から入ってきて、左の小指から抜けていくんやって。
やから、左の小指につけといたら幸せが留まっていられるんやって」
そんなロマンチックな話をしながら
これもさっきのラブホのように親のカードで切って買ったんだろな、と別の考えをしていた。
「ありがとな!
一生大切にするわ!」
満面の笑みを作ったら
涼くんも照れくさそうに笑った。
涼くんに言うと彼は少し寂しげにわたしを見つめる。
ラブホの清算をカードで済ませて
帰り際涼くんは「生活苦しいんか?」と聞いてきた。ふるふると首を横に降ると、小さな小包をわたしに差し出した。
「なんなん?」
「えぇから開けてみ」
小さな箱に赤いリボンがついていて、リボンをほどくと可愛らしいデザインのピンクゴールドのピンキーリングが入っていた。
「可愛い!もらってえぇの?」
「杏樹に似合いそうやなって
幸せは右の小指から入ってきて、左の小指から抜けていくんやって。
やから、左の小指につけといたら幸せが留まっていられるんやって」
そんなロマンチックな話をしながら
これもさっきのラブホのように親のカードで切って買ったんだろな、と別の考えをしていた。
「ありがとな!
一生大切にするわ!」
満面の笑みを作ったら
涼くんも照れくさそうに笑った。