絶対やせて貰います。

ドスンと体に衝撃が走りトイレの出入り口で知らない人に体当たりしてしまったからだ。

タックルをかましてきた私の体を受け止めくれた人は無言のままで私が倒れないように二の腕を支えてくれている。

ハッと我に返り、体を後ろに引いて急に飛び出したことを詫びるために相手に視線を向けた私は又しても唖然となる。

それは今一番会うのが気まずい、その人が私の体を支えていてくれたから……

「あさ「あれ?旭君。待っててくれたの……」

後方から聞こえてきた嬉しそう声に私の声はかき消される。

「あら?あなた確か……」坂口さんは私の名前を覚えていないらしい。

「こいちゃん。急に飛び出したら危ないよ……坂口さん行こう」

旭君には珍しく笑顔もなく態度も終始素っ気ない。

まるで邪魔なモノでも動かすみたいに固まったまま動かない私の体を横に退かすと振り返らずに行ってしまった。



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