絶対やせて貰います。
今度こそ自分の気持ちを打ち明けるために気合を入れ目を瞑り深呼吸する。
「心配かけてごめんなさい。今日は旭君に話があって来ました。私、旭君のことがす「こいちゃん。ちょっと待ってストーップ」旭君に言葉を遮られた私は「……きです」のあと三文字を言わせては貰えなかった。
”ドッカーン”と奈落の底に落ちるとはこんな気持ちなのか?
私は告白するつもりでガチガチに緊張していたからその反動も半端ない。
スライム状態な私はへにゃへにゃとソファーの上で骨が無くなったみたいにペタリと座るしか無かった。
そんな私にお構いなく、旭君は一人で「困る。こいちゃん。それは困る」と呟いている。
「旭君。もう分かったから……私のこと友達以上に思えないってことでしょ?ちゃんと分かったから、今日はもうホントに帰らせて」
これ以上旭君に何かを言われたらダメージで小岩井家から出て行けなくなってしまう。
そう思いサッと立ち上がるのに……
またしても、旭君に腕を引き寄せられボスンと無理やり座らされると勢い余って体は旭君の方へ倒れ込む。
私の体を包み込むように優しく受け止めた旭君の体からは何故か懐かしいにおいがしていた。
今まで意識を失った時を除いてこんなに密着したことなんてないのに、無意識でもにおいの記憶ってあるのかも知れないそんなふう思えてならない。