君と僕の一夜物語


「おうよ!この町はちょいと
特殊でなぁ、祭といやぁ
夏の終わりにするのさ」


商品棚の野菜を並べ直しながら
男性は答えた


「へぇ…なんの祭だ?
収穫祭ってわけでもないだろうし」


「秋の収穫が上手くいくように
神様の気分を上げてやるためのものさ」


「へぇ…面白い風習だ」


興味深そうに、青年は
頷いてみせた

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