君と僕の一夜物語












「…これで全部運び終わったかな」


『疲れた…
女の子に肉体労働強いるのは
どうかと思うんだが…』

「ヨーグルト食った分、
働いてもらわないとだからな」


「お、お疲れ様です」

汗を拭いながら
クルーという少年が言う


「ありがとう、手伝わせてすまん
助かった。これ、代金」


シオンから渡されたお金を見て
少年の大きな瞳が
より一層大きくなる

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