心も体も、寒いなら抱いてやる
「でも教授のバイトはどうしたらいい?」

「できるだけ私が頑張るよ。間に合いそうになかったら誰かほかに声かけてみればいいし。まだ時間もあるからなんとかなるわよ」

うーん……。

この時点で確実に80%はやる方向に流れているが、マネージャーなんて華やかな仕事(実際は華やかでも何でもない大変な雑務とお付きの仕事なのだが、みのりは有名人と一緒にいる=華やかだとこの時点では勘違いしている)は自分には向かないし、だいたい久しぶりに会ったというのに昔の姿とは豹変していて、あんなに性格悪さそうな俊のマネージャーなんて……。

田口さんの代わりにマネージャーやりますなんて言ったら、「ふざけんなよ、オカッパ!」とかいじめられるに決まっている。

やっぱ、無理! 

無理無理無理無理無理、絶対に無理。

みのりは前髪をばさばさ揺らして頭を振った。
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