臆病者の鬼遊び
変にはぐらかそうとしたせいで、(しかもそれが失敗に終わり)、余計に言い出せない雰囲気になってしまった。
ここはもう、完全にしらばっくれてしまおうか……。
と、思ったものの、七海子は今日、花代さんから、重大使命を託されてしまったのだった。
朝の会話が蘇る。
『もう、今日は朝起きたら、リンタロ君がいないんだもん。
……七海子。
お弁当、あの子の分も持ってってね』
『いやー!』
『お願いね』