*スティックに込めた想い*
第1章
「わあ…カッコいいなぁ」


思わず感嘆の声がこぼれた。

すぐ近くで輝く楽器たち。

生き生きと演奏する先輩たち。


その中でも一際輝くドラム。
スティックを握る少し骨ばった手。

ドラム、カッコいい…。

耳に届いたシンバルの響きで、先輩たちの動きが止まる。

先輩たちはザッと立ち上がる。直後、拍手が鳴り響いた。


決めた。
私は絶対、吹奏楽部に入る!
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