最初で最後の私の恋物語
...あっ!

浅村君だ。

私は彼のいるところまで走った。

「浅村君。」

すると彼は「ギョッ」っとした顔で

私をみていた。

「はぁ、はぁ、はぁ。浅村君今日も
エサやりとかするの?」

少し走っただけなのに、息が

荒くなってしまった。

「ああ...。てかまたお前か、桜井。」

浅村君はうんざりした顔をしていた。

「うん...。
ねぇ、浅村君は毎日こういうことを
してるの?」

「まぁな。たまにダチと帰ったり
するけど、本当たまにしか
帰らないからほぼ毎日だ。」

...ありえない。






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