心の中の彼

夢ならいいのに

部屋で待ってると

携帯が鳴った。

かなり時間がたった後で私は

「心配したよ
お母さん大丈夫なの」

「あー大丈夫だよ
美香ぁゴメンな
本当ゴメンな」

かずきは泣いていた。

「何で泣くのよ
何かあったの」

「いやいいんだ
美香は何も心配するな
もう少ししたら帰る」

「うんっ
待ってるね」

お母さんと数年ぶりだから

感動したんだと思ってた。
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