身長差43センチのふたり。



寄り道として私たちがやってきたのは、近所の公園。

そこの2人掛けのベンチに千尋くんと並んで座った。


『寒いな…。』

「うん、そうだね…!」


名残惜しい。

きっと今日が終わったら、多分3学期が始まるまで会えない。

そんなの耐えられるのかな、私…。今更考えて不安になる。

触れ合った私と千尋くんの腕。そこから千尋くんの体温が伝わって、冷え切ったはずの身体がほんの少し和らいだ気がした。

ギュっと水族館のお土産屋さんで買ったクラゲのストラップが入ったビニール袋を掴んで、口を開いた。


「ねぇ、千尋くん。私、水族館でいいもの買ったんだー。」

『?…何?』


ガサッとお母さんとお兄ちゃんのお土産も入ったビニール袋の中から、ペアストラップを取り出す。


「…これだよ。」

『ペアストラップ…?』


うん、と頷いた私は、ペアストラップの包装を解いた。



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