優しさに包まれて
すると翔は、由華の髪にチュッとキスをして、

『まぁ、今の話でわかってくれたと思うけど、俺は今フリーだし、お前の事が好きなんだよ。』

と耳元で囁く。

『はい………えっ?』

由華は、突然の翔の言葉に、動揺を隠せないでいた。

『えっ?て。お前、俺の話、聞いてた?俺は俺のことが好きって言ったんだけど。』

『あのっ…課長………私…ですか?えっ?』

『お前、動揺しすぎだろ。仕事の時は、あんなに冷静なのにな。』

『すいません…。』

『いや。…突然すぎたよな。ごめん。ちょっと公人に影響されたな。』

『あのっ……私…………。』

『ん?』

翔に顔を覗きこまれ、更に動揺する由華。

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