少し、覗いていきませんか?



一つのお店があるでしょう。


そのお店の名前はBizarre (ビザール)





そして貴方の体が勝手に動き出しました。

ギィィィィ…と音を立て扉を開けた中には、
ガランとした空間のど真ん中に、

何も飾ってない花瓶がのったテーブル、

何の変哲も無い丸椅子、

備え付けられた何も並べてない棚、

古ぼけた本が置かれたいびつな形をした譜面台、

そして見ているだけで吸い込まれそうになるような錯覚が起きるソファーが置いてありました。


貴方が扉を開け止まっていると奥から長身で、
紫の髪をした長髪にまるで作り物のような綺麗な顔の男。


…ではなく男の容姿をした者が出てくるでしょう。
< 2 / 39 >

この作品をシェア

pagetop