少し、覗いていきませんか?
〜謎の男〜
「ご来店ありがとうございます。
不思議で不気味な歪んだお店
Bizarre 〜ビザール〜
へようこそいらっしゃいました。
当店の商品は貴方様が気にいる物はありますでしょうか?
どうぞ、お手に取って探してみてください……」
私(わたくし)はいつも機械のように一語一句変わりがないようお客様へ微笑みかけさせていただきますが、この微笑みがどうやらお客様には不評のようです。
なぜでしょう?
当店にはこのお店には古ぼけた本一冊しか置いておりません。
それでは何を売っているかと言いますと、『話』でございます。
お代に『夢』をいただくことになります。
あぁ、ご安心ください。
私が取るのは決して貴方様に危害があるものではございませんので。