夢追う私たち
―――
――



「はぁぁぁぁー…」


「溜め息長っ…幸せ逃げるよー、菜耶ちゃん。何ー、悩み?」

心配そうに美雨さんに顔を覗かれる。

「…昼の一件で疲れたとゆうか…それと同時に動悸がひどいとゆうかなんとゆうか…」

「動悸って…ストレスたまってるんじゃないんですか…?」

玲ちゃんが言ったところで、誰かのケータイの着信音が更衣室に響いた。


「あ、私だー。誰だろ…」


美雨さんがカバンからスマホを取り出す。
画面をみつめ、なぜかぎょっとしている。

美雨さんがそんな顔をするのは珍しいので
かなり苦手な相手なんだろうか?

玲ちゃんと一緒に首をかしげる。
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