ヒスイ巫女

習い事

ピンク色の光が楼宮の中を包み込む。
光が光を作り大きな光の塊となる
「治癒能力はもちろん人の傷とか病気を治す事ができるが
その他にも物や動物とか人間以外の物にも効き目がある試してみよう」
陸のポケットから壊れた時計が出てきた。
時計はひび割れていて針も動いていなかった。
時計の上に手を重ね時計にむかって力をいれた
「ケアー」
ピンク色の光が時計の周りで光りひび割れていた所か元通りに戻り時計の針が動き始めた。
ヒスイは笑顔になり
「お兄ちゃん出来たよ!」
「そうだな」
陸も嬉しそうに笑っていた
ヒスイは毎日のように陸から指導を受け安定して力を使えるようになっていた。
少しのなら治癒能力以外の力も使えるようになっていた。
「治癒能力の訓練はもう終わりだ。この後は武術が必要になる」
「武術?」
「巫女は治癒能力を使えるが力だけに頼っていたら体がいくつあっても足りない
それに今では使えない最大の力を使った治癒能力や他の能力も使えるようになる
だから武術を使い自分自身を守り鍛えなければならない」
陸は武術を教える人を発表した。
ヒスイが微笑んでいたのは見間違いではない
陸は勘づいていた
ヒスイの本当の気持ちを・・・
(気のせいだよな・・・)
「ヒスイもっと強くなれよ」
ヒスイの頭を優しくなでた。
自分の心の中を整理しながら・・・

< 19 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop