ヒスイ巫女
「これからヒスイと蛍に武術を教える」
ヒスイと蛍は武術の先生の前で並んでいた
「蒼だ」
武術の先生とは蛍の兄、蒼であった。
「早速だが自分の得意な武術を見つけよう
平等にできなければならないけれど初めは得意な事からやっていったら効率がいい」
剣道、弓道、空手、柔道、少林寺、などの色々な武術を体験した。
すると蛍は空手、ヒスイは弓道が得意なのが体験してみて分かった。
そしてそれぞれの得意な技を特訓し始めた。
弓道
ヒスイは基本の弓の持ち方、
打ち方、的にあて方、コツ
などたくさんの事を教わっただが頭で理解しても実際に的に当たらない。
力が足りない
改めて自分の未熟さを感じた
だが弱音をはいている暇があるなら練習した方がいいと考えていた。
ヒスイはひたすら練習した
何日も何日もやっと的まで届くようになっていた
「蒼、なんでそんなに簡単に的に当てれるの?」
ヒスイは不思議でしかたがなかった
ヒスイが困難している部分も蒼はいとも簡単にやってしまう
しかも平然と・・・
「なんでって言われても・・・あえて言うなら長い間練習してきたからかな・・・」
(練習か・・・)
蒼はその腕に期待され将来国の兵隊に入る予定の人間だ
今11歳の蒼が15歳になった時蒼は兵隊にいる
それまでの間だけヒスイと蛍の指導が入る
五年もあると思うこともできるが
あと五年しかないとも思うこともできる
その間に2人は武術を完璧に教えることができるか蒼は心配であった。
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