もう一度、あいたい。







お葬式は、クラス全員が参加することになっていた。




清水と一番仲の良かった剣道部の男子が手紙を読んでいた。





清水のお母さんは、ショックのあまり立てなくなった、とお母さんから聞いた。



彼女は車椅子に乗りげっそりとした青白い顔で、涙を流し続けていた。




清水はお父さんがいなかったらしい。




憔悴しきったお母さんのかわりに、清水の五つ上のお姉さんが、受付に立ち頭を下げていた。下げ続けていた。





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