もう一度、あいたい。
私の番がきて、私は棺桶の中で花に囲まれ眠る、清水を見下ろした。
そこには、「二宮!教科書見せろよ」と笑ういつもの清水はいなかった。
驚くくらい色のない顔で眠る、私の知らない清水がいた。
「…清水」
そっと呼びかけてみるけど、返事はなかった。
「ねぇ、清水?本当は起きてるんじゃないの?」
だけどやっぱり目を閉じたままだった。
「…ねぇ…バカじゃないの…何してるの?こんなとこで…いつまで悪い冗談やってるつもり…?
…なに、死んでんのよ…っ!!」
気づくとお母さんに肩を抱かれ、外に出されていた。
お母さんが私を痛いくらい抱きしめる。
脳裏に清水の色のない眠った顔と、憔悴しきった清水のお母さんの姿が浮かんだ。
…やっとわかった。
私、もう
清水にあえない。