妖精的な彼氏

rival

ここは・・・・・・どこ?

「うぅ・・・・・・ん?」

目の前が・・・・・・真っ暗。

ここは・・・・・・そうか、アタシ、さっき醤油を買おうとして――それで――・・・・・・。

「あ、目ぇ覚めた?なずなさん。」

高城零菜に連れ去られたんだ。

そこで、電気がついていないのではなく、目隠しをされているのだと気づいた。

高城零菜・・・・・・。

たしか、彼女の家は結構なお金持ちだった。

そして・・・・・・タケル君のことが好きって、噂があった。

アタシなんかに目をつけてるなんて。

タケル君に色目をつかってる女子なんて腐るほどいるのに。

何でアタシなのよ・・・・・・。
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