【完】好きになれよ、俺のこと。


ひとりも寂しいから、帰ろうかな。




どっちにしても、今日は会えないよね……。




そう思って浮かない気持ちのまま、ふと窓に目を向けた時。




不意に体育館の裏に人影を見つけた。




あれ?


あのキャラメル色の髪……。




間違いない、安堂くんだ!




思わずガタッと椅子を豪快に鳴らし、立ち上がった。



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