【完】好きになれよ、俺のこと。
と、勢いよく学校を出たものの……。
安堂くん家ってどこ!?
私、安堂くん家がどこにあるか知らないじゃん!
ああ……バカだー!
私のバカー!
と、とりあえず、なっちゃんに電話してみよう……!
なっちゃんなら、安堂くん家知ってるかな……?
そう微かな期待を込めて、私は携帯を開き、 電話帳のコールボタンを押す。
プルルルル……
《はい、もしもし?》
「なっちゃん!
陽向だけど、安堂くんの家がどこにあるか知ってる?」
《え? 安堂くん家?
知ってるよー》
焦ってる私とは正反対の、のんびりしたなっちゃんの返事に、ちょっと拍子抜けしちゃう。