~恋に気付くとき~
そして…。
翌日、あたしは学校へ一人で向かう。


「おはよっ。」

「明日実っ。はよっ。」


「結?なんか歩き方おかしいよ?」


「あわわ…。そうっ?気のせいだよっ。」


「ふぅん。怪しいね。卒業式終わって寂しくなったでしょ?」


明日実には、これから話さなきゃイケナイことが沢山ある。


きっと明日実はわかってくれるし喜んでくれる。



この学校には、トールちゃんはもういない…。

でも、あたしたちはまだ始まったばかり。


幼馴染みから始まったこの恋…。


これからも、沢山の出来事があたしを待受けている。


あたしは、まだ高校生だけど…。


トールちゃんとの未来はあるって信じてる。

トールちゃんを好きだから、言える。
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