下着と水着と僕
勘弁してよね
「ちょ、ちょっと待ってよ!脱ぐなら向こうで脱いでって!」


慌てる僕を見て彼女は、


「別に気にしな~い!見られて減るもんじゃないんだから」


と笑いながら言い返した。


「そ、そういう問題じゃなくてさ」


顔を真っ赤にして抗議!?する僕を見て、


「ごめ~ん、恥ずかしがりやなこと忘れてた」


そう言いながら、彼女はケラケラ笑った。










―――僕こと【福部和久・フクベカズヒサ】が【吉川佑美・ヨシカワユミ】の部屋に転がりこんだのは、ちょっとした勘違いからだった。
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