君待ち人




ねぇ、凪雲先輩。


私があなたを守ります。



苦痛から。

涙から。

不幸から。

大雨から。



傷の上にさらに傷を負わせる元凶を払いのけて、代わりに手のひらに収まらないほどの希望を降り積もらせる。




凪雲先輩、知っていますか?


未来は、私たち自身が切り拓いていくものなんですよ。




私たちの“今”が、明日に繋がっていくんです。




彼の待ち人が来る。

そんな未来を描いていこう。


きっと、幸せは、空想論じゃない。眼に見えないだけで、意外と私達の手中に在る。





さあ、また一歩進め。


好きな人の願いを叶えるために。




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