僕の初恋
独り言
----------------------
第六話:独り言
----------------------

僕の部屋が荒らされていたのを見つけてからしばらくがたった。

卒業アルバムについていたのは、鶏(にわとり)の血だった。

取られたものも無く、警察は誰かのいたずらだろうと言っていた。

でも僕の部屋からは、犯人らしき指紋は出てこなかった。

いたずらにしては念入りだよな。

仙崎梨花(せんざきりか)が言ってた良くないことってのは、このことなんだろうか?

恨みをかうようなことでもしたかな?

キヨノさんを送っていることがまずいのかな?

誰がやったのかも分からないし、何のためにやったのかも分からない。

気味が悪いけど、どうしようもなかった。



最近、僕はあまりブログを書いていなかった。

色々なことが起こりすぎて、書くことがためらわれた。

それでも誰かに聞いて欲しいと思ってしまう。

だから、拓にメッセージを送る。

ピロリンッ

パソコンからメッセージ到着の音が聞こえた。

拓からの返信だ。

あいかわらず早い。

------------
それって何かの警告じゃねぇの?

ほらよくあんじゃん。

この件に首を突っ込むなってやつ。
------------

確かにそうかもしれない。

ゲームや映画でもこういうシーンは良くある。

うーん、警告を無視した登場人物ってろくなことにならないんだよなあ。

今までの僕と違う行動といえば、キヨノさん絡みしかありえない。

------------
やっぱりキヨノさんの件かな?

あの人、何かまずいことに巻き込まれているのかなあ?
------------

僕も拓にメッセージを返す。

------------
多分そうじゃね。

まじ、ちょっと不気味だよな。

でもサッシそれでも彼女のこと好きなんだろ。
------------
< 22 / 99 >

この作品をシェア

pagetop