イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
「ああ~、もう!だから言わないでくださいってば」

「わかった。わかった。いいから自然薯を寄越せ」

刹那さんが私の手から器を奪う。

「全部食べないでくださいよ。私だって食べるんですからね」

「保証は出来ないな」

ニッと笑うと、刹那さんはご飯にとろろをかけ、美味しそうに口に運んだ。

私も負けじととろろかけご飯を口に運ぶ。

「う~ん、美味しい。幸せ」

やっぱり食べるって幸せ~。

「確かに旨いな」

刹那さんも満足気だ。

私も刹那さんも自然薯効果か、いつもよりも食が進み、三合炊いたご飯を二人で平らげる。

昨日、食欲がなかったのが嘘のようだった。

刹那さんは席を立つと、片付けをする私を手伝いながら昨夜の事を注意した。

「もう風呂で寝るなよ」
< 128 / 288 >

この作品をシェア

pagetop