イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
「やっぱり刹那兄と何かあった?刹那兄は桜子ちゃんと一緒に暮らすようになってから、すごく機嫌良くてさあ。僕も仕事がしやすくて桜子ちゃんには感謝してるんだ」

機嫌がいい?私はすこぶる機嫌が悪いのに?

「それは……私を苛めてストレス発散してるんですよ」

「あはは。苛めてって……あの刹那兄が?信じられないな」

信じられないだあ?

私の中で何かがブチッとキレると、私は首に巻いていたショールを取り、右京さんに良く首筋が見えるようにした。

「じゃあ、この首筋見て下さいよ!刹那さんに噛まれたんですよ!」

ええい!この証拠が目に入らぬか!

私がどや顔で見せると、右京さんはその勢いに気圧され若干引いていたが、噛み跡を見ると目を丸くした。

「……わあ、ほんとだ。かなりくっきりつけられちゃったね」

「でしょう?かなり痛かったんですよ!右京さんからも刹那さんに言ってください。食べるなら私じゃなくご飯にしてくださいって!」
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