ねえ好きって言って 【完】
「恵恋っもう身体は大丈夫?」




「綾乃ちゃん、ありがとう!もう本当に平気だよ」




「よかった。…にしても、朝から一緒に登校ってあんたたち本当は付き合ってるんでしょ?」




綾乃ちゃんはニヤッと笑いながら
小声で話してきた。




「なっ…!そんなわけないじゃん」




もう、いきなり変なこと言わないでよ~
おかげで顔赤くなっちゃったじゃん…




「なんで付き合わないの?気になるんでしょ?」




うっ…そうだけど…
なんでって言われてもなぁ~…



零太くんは私なんかに
興味ないないだろうし。
私も別に好きってわけじゃ…
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