俺様な偽物の恋人ッ?!!!
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
HR終了の鐘の音で、意識がハッキリとした。
「夏恋!!!!!!強制連行よ!」
へっ???
そんな私を引っ張って教室を出たのは、親友の咲だ。
『なにー?』
「ちょ、、なにー?じゃないわよっ!
夏恋あんた、何で彗星様と登校してたのよっ!」
………なんてテンションの高い、、
私は朝からそんなテンションにはなれませんよー。
てか、
『彗星様ってだれ?』
「んっ???」
顎が外れそうになるほど口が開く。
ってあるけど、こんな感じなのかな……?
てくらい、ポカーンと口を開けて放心状態になっている咲。
「彗星様よ?彗星様!!
この学校の生徒会長様よっ!
男女のあこがれの的なんだからね!
ルックス良し、頭脳良し、運動良し、
そんでもって性格もいいこの学校のプリンスよっ!!!
って、何でこんなことも知らないのかしら?夏、恋、はっ!」
………ながーいセリフお疲れさま。
まぁ、用は、
『さっきの男の子が生徒会長様なんだね。
わかったよー。』