ふわふわふるる【BL】
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「てかさ~……ホントに何で俺??いやっ!嬉しいんだけどね!!俺だってお前のことずっと好きだったし」
旧校舎の裏で手を繋ぎながら座って喋ること五分。
両想いだったと気づいた瞬間、とてつもなく照れくさくなって俺は普段の十倍良く喋った。
「お前さ、英語教師のこと好きだったんじゃねぇの?」
「英語の先生……?何でさ」
きょとん、とくりくり大きな目をまばたいて如月が俺に問いかける。
「何でって―――お前ずっと英語教師のこと見てただろ?」
「えぇ~?違うって。相田が先生のことじっと見てたから好きなのかな……とか思って……俺と正反対じゃん。勝ち目ないな~とか色々考えて…
それに相田って男子からモテるんだよ」
ごにょごにょと如月は口の中で呟く。
「はぁ?んなことねぇって」
「そんなことあるの。一匹オオカミで喧嘩が強くてかっこよくて背が高くて
『ああなりたい』って」
ああ、そっちの憧れね……モテるとは意味が違げぇ。
てか!!そんな風に思われてたの!?
「俺も相田みたいになりたいな~とか最初思ってたけど、相田の優しさとかに触れてさ
そしたらいつの間にか好きになっちゃったんだよね…
相田の優しさは―――何て言うかふわふわのババロアみたいなんだよね」
俺の優しさがババロア―――……?
「お前は俺よりもずっと強くてかっこいいよ」
俺は如月の髪をそっと撫でて笑いかけた。如月ははにかみながら顔を赤くすると
「ねぇ、何聴いてたのか教えてよ」
照れ隠しなのかそう聞かれて
『ふわふわふるる』
俺は答えると同時に如月のババロアみたいな唇にそっとキスをした。
明日も
明後日も
明々後日も
今日から新しい一日がはじまるよ―――
~fin~


