【完】GUILTY BOYS -囚ワレノ姫-



私の言葉に、岬は「確かにそうだよな」と考え込んで。──ふと、顔を上げる。



「なぁ……

咲乃を追放したの乃唯だったよな?」



「そこまでは知らないけど、

たぶんそうなんじゃないかしら」



総長だし。



「お前を、身代わりとして

呼ぶことに決めたのも乃唯……」



は、と。それを聞いて顔を上げる。──まさか。そう思ったのは岬も同じようで、口を開くと声が重なった。



「乃唯が、ふたりと組んでた……?」




──そう考えれば、何もかも辻褄が合う。でも、なんのために?

彼にとってもふたりにとっても、私が身代わりの姫となったところで何もいいことなんてないのに。



「連絡、しなきゃ」



「おい、待て」



スマホを取ると、それをぱっと岬に取られて。なんだと顔を上げれば、岬に優しく抱きしめられた。



「……岬?」



「連絡、しなくていいだろ。

もうお前が心響と関わる理由はなくなった」



──ああ、そうだったわね。関わる必要はなくなったんだから、彼らの行動は気になるけれど聞く必要もない。



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