私の横に居る人
「もうそんなのどうでもいい!とにかく悠と離れたくないの。」

智樹は私をベットに押し倒した。

「うんって言ってよ。ねぇ、悠。」

そう言って、私を強く抱きしめる。

その迫力に私はうなづくしかなかった。

「悠、愛してるよ。」

久しぶりに抱かれた私。

「私も…、愛してるよ、智樹。ずっと一緒に居ようね。」

「じゃあ、今日からこれは要らないね。」

智樹は一旦出しかけた物をしまう。

「出来ちゃったらどうするの?」

「こっちに帰ってきたらすぐに結婚するんだから、気にしない。少し予定が早まるだけだ。それは大歓迎だ。」

不敵な微笑みを浮かべると、智樹の手が動き出した。










< 178 / 190 >

この作品をシェア

pagetop