私の横に居る人
私達は順調に授業選択をすると、だいたい希望が通った。
「1、2年生の間はかなり授業があるんだね。でも一般教養で自然科学系の授業を選択しなきゃいけないなんてね~。」
麻帆が頭を抱える。
私達は文学部に入学しただけあって、理系科目はすごく苦手。
「麻帆は、寛人先輩に教えてもらったらいいじゃない。」
この授業は、麻帆と違うものを選んだ私はちょっと不安。
「だから、麻帆も一緒の選択にすれば良かったのに。」
「私は化学系はダメダメだもん。生物系ならまだマシかなって。」
単位の事を考えるとその方が無難だと思った。
「俺の可愛い後輩ちゃん。何の話をしているの?」
こんな声のかけ方をする人は、ただ一人。
「おはようございます。小野田先輩。」
「今、授業選択の話をしていたんです。先輩は理系だから、自然科学系は大丈夫ですよね。私達文系の人間には、理解出来なくて大変なんですよ。」
麻帆が泣きつく。
「1、2年生の間はかなり授業があるんだね。でも一般教養で自然科学系の授業を選択しなきゃいけないなんてね~。」
麻帆が頭を抱える。
私達は文学部に入学しただけあって、理系科目はすごく苦手。
「麻帆は、寛人先輩に教えてもらったらいいじゃない。」
この授業は、麻帆と違うものを選んだ私はちょっと不安。
「だから、麻帆も一緒の選択にすれば良かったのに。」
「私は化学系はダメダメだもん。生物系ならまだマシかなって。」
単位の事を考えるとその方が無難だと思った。
「俺の可愛い後輩ちゃん。何の話をしているの?」
こんな声のかけ方をする人は、ただ一人。
「おはようございます。小野田先輩。」
「今、授業選択の話をしていたんです。先輩は理系だから、自然科学系は大丈夫ですよね。私達文系の人間には、理解出来なくて大変なんですよ。」
麻帆が泣きつく。