私の横に居る人
すぐに返信が帰ってきた。

-私が作っているわけではないので、そんなの良いですよ。-

私は慌ててラインを返す。

-もしかして迷惑?健とは行けるのに、俺はダメなの?-

それを言われると辛い。

-智樹先輩がまた家へ食べに来てくれたらいいじゃないですか。-

-俺は、悠ちゃんと2人で食べたいなと思ったんだけど。-

ちょっとドキッとした。何だか誤解しちゃうよ~。

でも智樹先輩の事だから、深く考えてないよね。

-はい、わかりました。期待しないで待ってます。-

私は健先輩にもした意地悪な返事をした。

その後もたわいない会話が続く。

-もうこんな時間だ。ごめんな。引っ張りすぎたな。-

そろそろ日にちが変わる頃。

-私こそすいませんでした。楽しかったです。お休みなさい。-

挨拶をして、スマホを手放した。

どうしてだろう、やっぱり智樹先輩とは楽に話が出来る感じ。

先輩の笑顔にほっこりとしながら、眠りについた。










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