わたがしとキス



♪ももかside♪




「えっ...?嘘でしょ?」

「それが本当なの...」


昨日の帰りのことを全て鈴に話すとそれはとても驚いていた。


「まさか学校のツートップとももかがねぇ...」

「どうしよう...何か言われるかな」


あのときはどうにも断れなくて、

軽く着いていってしまったけど


よくよく考えればあたし中々危険なことしてたよね。


しかもファミレス学校の近くだし、うちの生徒がいても

変ではなかったわけで...



あのゆりちゃんが告白すらばれたら大変だって言ってたのに


あたしってばなんてことしたんだろう...少し後悔。



机に顔を突っ伏すと、鈴はあたしの髪の毛をするすると

指に絡め取って話し出した。


「まぁそんな心配するんじゃないよ。仮に噂出たとしても、相手の女子がももかだって聞いたらみんな納得して何にも言えなくなるから安心しな」

「もう...バカにしてる...」




「まじだって」と笑う鈴ちゃんの声なんて聞こえないくらい

あたしはさらに後悔して自分を責めた。
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