GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
だからさ、准。
「……准」
「ん?」
「城薗のこと……好きになんなよ」
バカなこと言ってんのは分かってる。それでも、准に奪われたくない。
2人が幸せそうに笑い合う姿なんて見たくない。
「バーカ、なんないよ」
そう言って、ふっと笑った准の横顔は少しだけ俺の心を安心させた。
…………ほんの少しだけ、な。
それから期末テストの波もなんとか乗り越えて、気がつけば季節は12月に入っていた。
イルミネーションが色付く街。周りの奴等も、自然とクリスマス話題を口にし始めていた。
「快二~」
俺の隣の席で嘆いているのは、好きな女。
「何だよ」
「どうしよ。志摩がカッコ良すぎるんだけどっ」
「へー」
・・・知らんがな。
嘆く内容は、俺じゃない好きな男のことだ。
「恋は盲目って本当にあるんだね。なに、あの志摩の輝き!すっごいキラキラしてんだけどー!なんであんなにイケメンに見えんのー」