GET!~アイツを振り向かせたい気持ちは120%~
「何だよ。何か言いかけてそのままか?」
「なんでもないっ」
始業のチャイムが鳴る。あぁ、志摩に会いに行けなかった。お昼にでも志摩のところ行ってみよう。
「好きですっ」
お昼休み。渡り廊下を歩いていると、中庭の隅で男女2人の姿が目に入った。女子の手元にはラッピングされたチョコ、告白をしている様子だ。この光景を朝も見たな。
今日は女子が頑張っちゃう日。
あたしもこの日に乗っかって、志摩に再度思いを伝えようと思う。
意識してほしいし、好きになってほしいし。
「あっ、志摩!」
職員室前で志摩の姿を発見し、大きな声で呼ぶ。志摩はあたしに気づいて、駆け寄ってくる。
「もー心配したよっ」
「ははっ、悪ぃ。昨日家族でホラー映画見たら、怖くてなかなか寝付けなくてさ、いつの間にか寝てたけど寝坊して焦ったー。ラインサンキューな」
「怖がりかっ!てか、寝癖付いてるよ」
「え!?嘘っ。うわ、恥ずかしー」
慌てて両手で髪の毛を触る志摩。そんな姿も可愛くて、キュンとする。