巨人のドン(短編)
「おいドン!邪魔だよ!通れないじゃないか、そのでかいずうたいを何とかしな!」








おじいさんはそう言ってドンの足をけとばしました。








ドンはすぐに足をどけてあげました。








おじいさんは、フンッとだけ言うとズンズンと歩いていってしまいました。











ドンはけられた足をなでました。







ドンの足は、もういたくありませんでした。








だけど、ドンの胸の辺りがチクチクといたみました。









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