蟲狩り少女
「うん。風邪予防だからね」


「まぁいいけれど。せっかく可愛い制服なんだから化粧でもすればいいのに」


15歳の娘に化粧を教えるのはまだ少し早いんじゃないかな?


あたしはそう思いながらテーブルにつく。


周囲では化粧をしている子たちも当然、いる。


けれど誰もが幼い顔を無理に大人にしたようになっていて、背伸びをしているのがどうもおかしい。


「あたしはまだいいよ」


そう返事をしてご飯を口に運ぶ。


いつもおいしくてどんどん食べてしまうお母さんのご飯が、最近はなかなか喉を通らない。
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