シンデレラに恋のカクテル・マジック
(そ、それは、口に入れろと言うことですかっ!?)
ドギマギしながらもケーキをフォークですくって彼の口に入れた。艶やかな赤い唇の間に白いケーキが消えた。永輝が「うまっ」と言ってピンク色の舌を小さく出してペロリと唇を舐める。ケーキを食べているだけなのに、あまりに色気があって菜々の鼓動がびっくりするくらい速く打つ。
「ふ、振り付けはどんな感じなんですかっ」
狼狽しているのを悟られまいと菜々は話題を探した。永輝がすべてお見通しとでもいうように、クスリと笑ってから答える。
「イントロの部分は菜々ちゃんが前、俺が後ろに立っていくつかトスをしようと思う。菜々ちゃんが右手から左手、俺が左手から右手にトスすると、客席からおもしろく見えるだろうなと思って」
「トスですか」
「うん。簡単なのをね。それから並んでそれぞれティンをスピンさせて……菜々ちゃんがハンド・バランスをしている横で、俺がティンとボトルを使っていくつか技をする。途中で互いのボトルをパスして盛り上げて……最後はそれぞれがインフロント・クロス。ざっくりこんな感じかな」
「インフロント・クロス……」
ドギマギしながらもケーキをフォークですくって彼の口に入れた。艶やかな赤い唇の間に白いケーキが消えた。永輝が「うまっ」と言ってピンク色の舌を小さく出してペロリと唇を舐める。ケーキを食べているだけなのに、あまりに色気があって菜々の鼓動がびっくりするくらい速く打つ。
「ふ、振り付けはどんな感じなんですかっ」
狼狽しているのを悟られまいと菜々は話題を探した。永輝がすべてお見通しとでもいうように、クスリと笑ってから答える。
「イントロの部分は菜々ちゃんが前、俺が後ろに立っていくつかトスをしようと思う。菜々ちゃんが右手から左手、俺が左手から右手にトスすると、客席からおもしろく見えるだろうなと思って」
「トスですか」
「うん。簡単なのをね。それから並んでそれぞれティンをスピンさせて……菜々ちゃんがハンド・バランスをしている横で、俺がティンとボトルを使っていくつか技をする。途中で互いのボトルをパスして盛り上げて……最後はそれぞれがインフロント・クロス。ざっくりこんな感じかな」
「インフロント・クロス……」