イジワルな君に恋しました。
奥村先輩に会えると思っただけで、眠たい午後の授業も頑張れた。
ワクワクして仕方ない。
「分かりやすすぎ」
そう言って私を呆れたように花香ちゃんが見ていたのは言うまでもない。
花香ちゃんの視線を感じながら、授業が終わるのを待つ。
速く時間が経ってほしい時に限って、なかなか進んでくれない。
昼休みに会えたのに、もう会いたくて仕方ない。
今日最後の授業の終わりを知らせるチャイムが学校中に鳴り響く。
終わった!
午後の授業は眠たくなるけど、寝なかったのはきっと奥村先輩に会えるから。
「じゃあ、委員会行ってくるね!」
帰りの支度を素早く済ませ、カバンを持って花香ちゃんに声をかける。