イジワルな君に恋しました。
だからちゃんと会えていない。
一緒に登校するってのも、朝文化祭準備のため早く行かなくちゃいけなくて、登校もできない。
最初はそんなに離れていなかった距離が、今ではすごく離れてしまったように感じる。
学校で見かけても、話しかけることができずにいた。
意気地のない自分に苛立ちさえ覚えた。
こんなことなら、逃げずにちゃんと話していれば良かった。
「ちゃんと話し合いなよ。
お互いの気持ちを伝えなきゃ」
「そうだね」
「まぁ、まずは目の前のこと。
白雪姫、頑張るんだよ」