イジワルな君に恋しました。






だからちゃんと会えていない。



一緒に登校するってのも、朝文化祭準備のため早く行かなくちゃいけなくて、登校もできない。





最初はそんなに離れていなかった距離が、今ではすごく離れてしまったように感じる。




学校で見かけても、話しかけることができずにいた。




意気地のない自分に苛立ちさえ覚えた。





こんなことなら、逃げずにちゃんと話していれば良かった。







「ちゃんと話し合いなよ。
お互いの気持ちを伝えなきゃ」



「そうだね」



「まぁ、まずは目の前のこと。
白雪姫、頑張るんだよ」









< 227 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop