イジワルな君に恋しました。





触れるだけのキス。


だけど思いはすごくすごく詰まっている。





「えへへ」




唇を離して先輩と目を合わせる。


なんだか照れくさくなって、誤魔化すように笑う。





翼先輩はバッと腕で顔を隠した。






「やばい、今泣きそう」



「へっ!?」



「陽菜がこうゆうことするから感動して泣きそう」






少し震えている声。


翼先輩の弱い部分を見れた気がして、笑みが零れる。







< 303 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop