春夏秋冬~君と過ごした奇跡~

「何で?」

何で?ってこっちが聞きたいよ!なんて言えなくて…

「離すのが、普通じゃないかな…?」

「ん〜ごめん笑わかんない!から、繋いでて良くない?」


こっちもしつこいな〜!
助けてくれたけど、そこまで言われると、どっちが正解なのかわからない。

困ってると男子は、手をギュッと握って私を真っ直ぐに真剣にみた。

「何で…俺が、宮内 羽琉さんを助けたか分かる?」

この人何なの⁈
手を離さないのに、なんで助けたか?
分かるわけないよ!

って言うか…何で私の名前分かるの?
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