君のために歌う歌
(ヒロ、最近来てないのかな……


風邪でもひいちゃったのかな……


それともやっぱり彼女でもできたのかな……)



目の前のひまわりを見る。




(大切な人が育てた、って、どうゆう意味よ。


私は、ヒロの何?)




宙子はあの次の日、やはりInstagramを見ていた。



(……自惚れかも知れない。でも、ヒロは、私のことが、好き……じゃないのかなぁ……)



思わず手を止めた。



それに高橋が気づいた。


「どした宙子?手痛いか変わるか?」



宙子は苦笑いした。


「ううん。ごめん、大丈夫ありがとう。」



「こら伸びきったスポーツ刈り!どう考えても恋煩いだろ!!触れてやるナ!!!!」


郷愛が向こうからハサミを振り上げて高橋をしかった。


高橋があー、なるほど、と言った顔をした。
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