君のために歌う歌
陽翔の笑顔を思い出した。



ギュッと胸がしめつけられるようだった。



このまま、下を向いて草取りをしていたらなんだか気が滅入りそうな気がしてきた。






「あ〜、お腹すいた。」



郷愛がプーさんの声真似で言った。


「ハチミツはないぞ。」



高橋が淡々と言った。



宙子はなんだかホッとした気がした。宙子の鬱々とした気持ちは、いつも二人が簡単に消してくれる。
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