彼と私の事情



すっかり料理も作るし、食べれるようになり、睡眠不足も無くなって。

倒れたことから1週間ほどたった。

相変わらず私はこの立川さんちに居候?している。

彼は当たり前のように毎日私を抱き枕のように抱き締めて眠る。

緊張するんだけど、不思議と落ち着いていつのまにか寝ているという。


私、そろそろ家に帰ります。
っていっても、お前は寝れるのかって真顔で迫ってくる。

一人であれから寝ていないので自信がなくてぐっと言葉に詰まってしまう。

その反応を予想してたようでほら見ろと言わんばかりの顔をする。

むっとするけど、ここでのお金を出していない分、文句は言えない…。
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